アルツハイマー型認知症は若年でも発症、最近分かってきた予防方法は
5人に1人が認知症?
できれば認知症になどなりたくありませんよね。厚生労働省の発表によると認知症は増加傾向にあり2025年65歳以上の認知症患者者数は700万人を超え、5人に一人の割合になるそうです。認知症の中でも68%もの割合を占めるのがアルツハイマー型認知症。脳の中の神経細胞が次々と死滅する事で脳の萎縮が起きます。
脳の萎縮を促していたのが老人斑 主にアミロイドβと言う物質です。アルツハイマー型認知症の原因が脳に溜まるゴミ・アミロイドβの蓄積だという事は以前から知られていました。
しかしどうすれば認知症を予防できるのか? 脳に溜まるゴミ・アミロイドβが蓄積しない様にできるのかは不明でした。しかし最近有力な手掛かりが得られたそうです。聞いてみるとやはりと思えるこの二つです。認知症は研究も治療も予防も発展途上ではあります。でも高齢者になっても頭の働きが大丈夫な人と、若くして認知症を発症する人がいるのは事実です。私達は自分の心身を労わりながら、いつまでも元気健康でいられる生活習慣を身につける事が一番大切なのだと思われます。
睡眠(深い眠りで熟睡する)
スッキリ熟睡が脳のゴミを洗い流す
良い眠りから醒めて、スッキリ爽快な朝を向かえられていますでしょうか。実はこの爽快感、脳のゴミをきれいにする大切なリフレッシュタイムであり認知症予防に大切だと分かってきました。
世の中にはちゃんと眠れない、熟睡できない、不眠症の人が本当に多いですね。しかしそれをあまり深刻な問題ではないと捉える人も大勢います。
ナポレオンは3時間しか寝なかったとか。
夜遅く(中には朝まで)までSNSや動画、ゲームに興じる人が増えているとか。
寝る暇もなく仕事をせざるを得ないとか。
眠りが浅い、寝てもすぐ目が覚めるとか。
「眠れなくても気にすることはない」とお医者さんに言われる事すらあります。
そもそも人に(動物に)何故睡眠が必要なのかは長年多くの研究にも関わらず謎に包まれています。ところが最近、睡眠の重要な役割の一つが認知症予防に深く関わっている事が明らかになってきました。脳の中は神経細胞が電気信号をやりとりして活動しています。
頭を使うと脳内にゴミが出来ます。 このゴミは洗い流されるのであれば問題無いのですが、洗い流されることなく凡そ25年ほど経って蓄積されると神経細胞を死に至らしめます。
では誰もが脳のゴミが蓄積して脳が委縮するかと言うとそうではありません。良き睡眠がとれている人は寝ている間に脳のゴミが洗い流されることが分かってきました。睡眠不足、或いは寝ていても眠りが浅い、熟睡できないで日中ボーっとしているからといってすぐにボケる訳ではありません。でも脳のゴミが蓄積され、認知症発症上リスクが上がります。
2017年5月17日(水)放送のNHKテレビ番組
ためしてがってん ”これが世界最先端!“認知症”予防SP”より
もし慢性的に睡眠不足、寝ても眠りが浅いという人は
血流さらさら、血管しなやか
もう一つ、認知症を予防する重要なキーワードとして脳の血管が詰まって脳の血流が悪くなる事です。昔から頭の血の巡りが悪くなるとボケるとか言われています。血液は脳細胞に酸素や栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を運び去る重要な役割を果たしています。
先ずは血液がキレイで血流がさらさらである事が理想です。更に、血管がしなやかで若々しい状態がいつまでも保たれている事が望まれます。
自分の血液、血流がさらさらしているか、血管が若々しく弾力性が保たれているかなど直接確認する事はとても難しい事ですが
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>> 悪玉コレステロール(LDL)が高いのであれば減らす努力を
こんな症状があれば 血流さらさらに、血行を良くしましょう
- 冷え症、倦怠感
- 疲れがとれない 体がだるい
- 肌トラブル。肌に艶や潤いが失われカサカサ、乾燥肌 皮膚のかゆみ
- 食欲不振
- 脚の腫れ(はれ)
- しびれ、痙攣(けいれん)
「血圧が高い」と指摘されても、自覚症状がないからと放置する人が多いそうですが、自覚症状がなくても是非こちらに取り組んでください
高血圧でこんな自覚症状がある方は早めに専門医へ!
- 頭痛や耳鳴り、
- 動悸、
- 吐き気、
- 肩こり、
- しびれ、
- めまい
- 胸痛、
- 呼吸困難、
- 言葉のろれつが回らない、
- 目が見えにくい
- 手足がしびれたり 力が急に入らなくなる
専門医で薬など処方されず「様子を見ましょう」と言われたら
>>薬に頼らず高血圧を治す方法